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アメリカからニュージーランドへ

アオテア・オーガニックファームの生活


by BBpinevalley

ニュージーランドの停電/ Blackout in New Zealand



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一昨日の夕食後から昨日の夜明けまで、この辺り一帯にかなり長い停電がありました。

そう、ニュージーランドって、停電するんですよ、たまに。

停電なんて、長いアメリカ生活で経験したのは、サンフランシスコの大地震の時だけだったかも…

とにかく最初は驚きました。

前回のブログに書いた家に移り住んで初めて経験して、家を売ってくれたアメリカ人に驚いた旨を話したら、カラカラと笑われて、あれもニュージーランドの良いところだと言われました。

その家族は停電が大好きなんですって。


We had a pretty long blackout the other day, from around 8:30 in the evening till the following morning.
I had hardly ever experienced blackouts in the US nor Japan except for when I was very little, so I was quite surprised when we got here how often it happens.
When I told this story to my American friend (she is the one who sold Pine Valley to us and we became good friends since), she said that's one of the things she likes in New Zealand.
She said whenever the lights go out, her boys who usually shut themselves up in their own rooms all come out and the whole family would sit around the candles and talk.
It's cozy and wonderrous and nice, she said.
















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普段は自分の部屋に閉じこもってるティーンの子供達もゾロゾロ出てきて、みんなでしんみりとロウソクを囲んで寄り集まるのは、日常生活からの素敵なブレークだと言うの。

そう言われてみるとそうだなぁと、変に私も納得して、いつもロウソクを買い揃えて備えることにしました。

田舎生活での停電というのは、結構不便なものなんですよ。

ポンプも止まるから、水も出ない。

トイレも1回しか流せないし、顔を洗うのも大変。インターネットもダウンだし、何もできないから、結局ロウソクを囲んで集まるしかないわけです。

先夜の私は、ロウソクのゆらゆらする光で本を読んで、そのまま眠りにつきました。


It's quite true when you think about it.
I decided to always prepare a good supply of candles, and just be ready for those opportunities.
Usually the lights come back within a few hours, but this time I had to read under the flickering candle lights in bed to sleep.
















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ロウソクの光の下で見るお互いの顔、部屋の様子、心に刻まれるものがあります。

テレビや冷蔵庫の音が消え、代わりに動物たちの鳴き声が聞こえ、月の光が差し込み、ああ、地球はこの時間こんな風だったのかと気づいたりする。


上の写真は、2年前の今頃、パインバレーの買い手がついて、荷造りの合間にピアノを弾いている誰かさんの様子です。


I like the dark contour of faces and furniture under candle light.
There is no sound of TV or refridgerator, you suddenly notice the animal cries outside and the blueness of the moon light spraying into the room.
We need those moments to remind ourselves how the earth sounds and beams without the invention of Benjamin Franklin .









Commented by ei5184 at 2016-12-17 17:00
日本でも先の地震の時くらいですね~
ろうそくやランプの灯はキャンプの時くらいでしたが、
たまには電気を消して、家族で語るのもいいかもしれませんね~
キャンプの時はたき火を囲んで夜空を見ながら、
今想えばとても貴重な時でした・・・
Commented by sunlightk at 2016-12-17 19:07
「日常生活からの素敵なブレーク」、本当にステキな考え方ですね。
地球の本当の姿、たまにはじっくり付き合わないといけませんね。(^^
Commented by akdeniz_tk at 2016-12-18 01:17
停電は、よくあるコトです。
停電のとき、お客さんが来て、ろうそくの火でお料理を作ったことも何度かあります。
夏は冷凍の食材が溶けないか?って心配になるし、
冬は布団の中に潜って暖を取るしかないし、
停電好きには全くなれません。。。
こころに余裕があれば、停電も楽しめるようになれるかしら・・・。
Commented by BBpinevalley at 2016-12-18 09:49
eiさん
そうですよね、日本の都会で停電なんてしたら大変ですよね。
ロウソクを持ちながらも、電気のスイッチを入れようとしたり、習慣とは恐ろしいもの。
私は、キャンプ場にもヘアードライヤーを持参して笑われた口ですから、救い難い部類。
でも、ロウソクの火で本は読みにくいですね。
Commented by BBpinevalley at 2016-12-18 09:51
sunlightkさん
停電になって初めて、夜の物音や光に気付くなんて、悲しいといえば悲しいですね。
ニュージーランドは星が綺麗なんですよ。
電気なんていらない夜もあります。
Commented by BBpinevalley at 2016-12-18 09:54
akdenizさん
トルコでは停電がよくあるんですね。
そこでレストランのお仕事は大変ですね。
停電ではなかったけど、冷蔵庫の故障でつぶれたアイスクリーム店がありました。
すごくおいしいアイスクリーム屋さんだったので、ショックでした。
いつ戻るかわからない電気をアテに、飲食業はタイヘン。
いつまでそちらにいらっしゃるのでしょう?
Commented by arak_okano at 2016-12-18 10:31
停電に蝋燭の灯り、大変ですが、風情がありますね、バグースです。
我が家は水中ライトがスタンバイしています、電池も充電式がいっぱい
待機してあります。
お風呂でも大丈夫です。
ああ、夢がないな。
Commented by BBpinevalley at 2016-12-18 13:22
arakさん
水中ライトですか?
うちのバドさん、さっさとジェネレーターで電気をつけてテレビを見ていました。
バドさん家だけ明かりがついていたので、え?って思ったら。
風情だの趣だの言ってるのは、新米のキウィだからですね、きっと。
Commented by voyagers-x at 2016-12-19 10:07
おはようございます ! !
停電すると電気のありがたみがわかりますね
でもたまにろうそくの灯りをしんみりと観察するのも素敵ですね
少しだけロマンチックな気分?
あと少しでクリスマスですね
どんな過ごし方をされるのでしょうか

Commented by rabbitjump at 2016-12-19 20:37
せわしなくあわただしく過ごす時間よりも
ゆったりと過ごす時間の素晴らしさを感じます。
ろうそくの灯は、
気付かなかった素敵な時間を演出してくれますね。
Commented by BBpinevalley at 2016-12-20 08:10
voyagersさん
こんにちは。
本当に、いつもいかに電気に頼った生活をしているか、思い知ります。
昔は日本もロウソクや鯨油の火で夜は暮らしていたんですよね。
その火の元で見て美しいと思う器が好まれたようですよ。
漆などは、蛍光灯の光の下では趣のないもので。
今年のクリスマス、いつもと同じです。
食べて、飲んで…
Commented by BBpinevalley at 2016-12-20 08:23
rabbitjumpさん
うちは、万年青年の夫、まさに青春の娘、息切れのワタシのコンビ。
夫と娘を見ていると疲れます。
ペースが違うというのか…
ロウソクの火っていいですよね。
身近な贅沢です。
by BBpinevalley | 2016-12-17 14:53 | ニュージーランドの生活 | Comments(12)