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2015年 07月 24日

久しぶりに観たビューティフルな映画/ Barry Lyndon, a Beautiful Film



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新しい映画の紹介だと思われた方、ごめんなさいね、すごく古い映画で。

1975年のスタンリー・キューブリック作品、『バリー・リンドン』です。

最近、映画はほとんど機内でしか観ないのですが、ニュージーランド航空は、映画のセレクションがワイドで最高。

さすが、賞を受ける航空会社だけアリ。

しかし、この映画、どのシーンを切り取ってもまるで古典絵画のようで、目を見張るシネマトグラフィーなのです。

我が黒澤監督も真っ青な感じ。


I watched a Kubrick's '75 period piece, "Barry Lyndon" for the first time in the airplane back from the States.
An unbelievably beautiful film with fantastic music.

















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また、音楽が素晴らしい。

バッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルト、シューベルトなど、18世紀の室内楽が織り込まれ、特にシューベルトのピアノトリオ、Eフラット、opus100の第二楽章がたまらない。

すごい監督だったんですね〜、キューブリックって。

当時はまぁまぁの受け止められ方だったそうですが、近年とても見直されている映画なのだそう。

当然でしょう、って言いたい。


Every cut of the film is like an old master's painting.
I cannot believe this film was a flop at the reliese.
What were people thinking?
















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どうかしら、この歪みのない50ミリの迫力。

I can see that it wasn't cheap to make this movie, though.
From location to sets to costume, everything was perfect.

















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撮影は、極力、自然光とキャンドルの光で、つまり時代当時のままの状態で行われたとか。

NASAが月面着陸の時に開発した特殊なカメラとレンズを利用したのだそうです。

そう、お月さま、暗かったですもんね。


Later, I read that Kubrick used natural light and candle lights in many scenes to make them true to the time.
He used the special camera and lenses which were developed by Zeiss for use by NASA in the Apollo monn landing.

















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名優とは言い難いライアン・オニールを使ったことも批判されたようですが、私は名優でないからこそ良いんだと思った。

彼の月並みさが、人生に翻弄された主人公の人間らしさにドンピシャ。

そして、スーパーヒーローの大活躍でないからこそ、この映画にスーパーリアリティーを与えているんだと思いました。


Some said that Ryan O'Neal was a miscast but I didn't think so.
O'Neal not being the greatest actor was a plus, I thought, in this portrayal of an ordinary man to whom things tended to happen.

















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当時、最も美しい女優(モデル?)と言われたマリサ.ベレンソンの美しいこと。

そしてそのコスチューム!


Another star of the movie, Marisa Berenson was beautiful to look at.
Amazing costume and hairdo.
















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カントク、なんか殺気立ってますよね。

御グシも乱れてますけど…

男は見かけじゃない、ってことかナ。


Here is the shot of the director on the set.
He seems to need a little combing…












by BBpinevalley | 2015-07-24 10:34 | 映画 | Comments(20)
Commented by bibourokutosite at 2015-07-24 10:56
昔見た映画ですけれど、年齢を重ねた今、もう一度見直してみたくなりました。
いい映画を紹介してくださってありがとう。
Commented by ayayay0003 at 2015-07-24 12:29
昔の映画ってほんと素敵ですよね☆
私も、借りて観てみたいと思いました(^^♪
音楽も良さそう~(*^_^*)
Commented by peasantry at 2015-07-24 13:03
シューベルトは、ピアノ三重奏 2番 変ホ長調 の トリオ・オーパス100 版でしょうか?
Commented by 224sora at 2015-07-24 16:10
ホントにシーンがそのまま絵画のように美しくて素敵で☆☆
ため息が出ますね♪
キューブリック監督作品は何本か観ていますが、この映画は
観ていないので是非観たいです~♪音楽も楽しみです(^o^)
Commented by ei5184 at 2015-07-24 18:05
映画は知りませんでしたが、画面に引き込まれてしまいました!
これなんです、私が目指す撮影は!
可能な限り自然光の中で、日中は勿論、夜間も然り。
特にトップ画面、私の場合は芸舞妓ではありますが(笑)
Commented by stchild0122 at 2015-07-24 18:19
絵画ですね!
すごい魅かれます。
窓から差し込む光、キャンドルの危うげな揺らめき…

このあたりでDVDとかあるかしら?
すごく観たくなってきてます

Commented by kero2y at 2015-07-24 18:19
2001年宇宙の旅?しか見たことありませんが
あの映画も音楽の使い方、当時としての最新の映像表現が素晴らしく印象に残ってます。
最近のSFXの刺激ばかり追い求めてるような映像ではなく、60年代70年代までの映画は内容にも映像にも深みがありますよね。っていうような“齢”になったということでしょうけど・・・
Commented at 2015-07-25 00:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 06:09
bibourokutositeさん
私も、子供の頃にリリースされたのをなんとなく覚えています。
なぜか、今まで興味が湧きませんでした。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 06:12
アリスさん、
こういう映画が「昔の映画」と言われる時代になったんだなと、感慨深く…
3時間と、ちょっと長いですけれど、お時間のあるときにどうぞ。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 06:14
peasantryさん
そうです、その曲です。
日本はイロハで表現するので、ちょっとわかりにくいですね。

Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 06:16
soraさん
映像の写真を切り取ってみて、改めてその美しさに打たれました。
監督の、映像に対する徹底度に脱帽。
アメリカ人ですが、イギリスにずっと住んでいたようですね。
どんな人だったのかな。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 06:19
eiさん
自然光に歪みのない50ミリ。
このコンピネーションでしょうね。
ものすごく大量のフィルムを撮る人だったらしく、同じシーンを何度も何度もやらされたと、俳優がこぼしてます。
室内でも50ミリを使っている場合がありますが、どうyatte撮ったのか…
壁をぶち抜いたとか?
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 06:22
stchildさん
絵画でしょう。
すごいですよね。
キャンドルは、光を強めるために、芯を三本にした特殊なものだそうです。
DVDあるんじゃないですか?
でも、3時間と、長いですよ。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 06:27
kero2さん
2001年と言い、時計仕掛けのオレンジと言い、毎回新しいテーマで独自のものを創る人でしたね。
相当クラシック通であることは、まちがいナイ。
刺激で観衆をつかもうとする今の映画は、ジェットコースターのようなもので、私は全く興味を感じません。
たま〜にそうじゃない映画もありますけれどね。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 07:20
yohachi-nittaさん、
そのあらすじを書いた人、メチャクチャ。
ウブで純真な田舎の青年が、人生を歩む段階でその純真さを失って行く、そのメランコリーがテーマになっている映画です。
「太陽が…」とは似ても似つかない内容。

マリサ.ベレンソンも、今や見る影もなく…
花の命は短くて、ですね。

おっしゃる通り35ミリはワイドですから、より広い視野をフィルムに抑えられますが、少し歪みが出ます。
50ミリ標準は、日本では黒澤や小津監督が好みましたが、かなり後ろに下がらなければ全体がカメラに収まらないので、とても大掛かりな撮影となりがち。
映画にもよりますが、私は50ミリで撮った映画シーンがとても好きです。

英語はたいてい直訳ではありません。
英語読者を対象の内容になりがちです。
Commented by chantake123 at 2015-07-25 07:31
見たことのない映画ですが、
見たらずっと引き込まれそうな作品に思います。
ツタヤに行ったら借りられるでしょうか!!
NZ航空の機内案内の映像がロードオブザリングとコラボしていて楽しかったのが忘れられません。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-25 07:47
chantakeさん
借りられると思いますよ。
いちおうアカデミー賞も4つほどとった映画です。
でも、3時間と長いですから、おやつなど用意してどうぞ。

エアー・ニュージーの機内案内は、いつも面白くて楽しませてもらっています。
今季は、サーファーのシリーズです。
Commented by nageire-fushe at 2015-07-25 21:12
本当に美しい映画ですね。
どのシーンもまるで絵画のようです。
改めてこの映画を観たくなりました。
Commented by BBpinevalley at 2015-07-26 07:53
nageireさん
完璧主義とは、こういうのを言うんでしょうね。
場面場面のショットが長く、見る側の目に焼き付けるという感じでした。
面白い監督ですね。


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