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アメリカからニュージーランドへ

アオテア・オーガニックファームの生活


by BBpinevalley

ギブス・ファーム再訪/ Revisiting Alan Gibbs Farm

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アラン・ギブスの彫刻ファームを再訪してきました。

いつもいっぱいで、なかなか入場できないのですが、入会しているガーデンクラブからのお誘いで入れて貰えました。

うちのファームが臨むカイパラ湾に、このギブスファームも面しているので、ご近所と言えなくもない。

車で約30分くらいです。

3年ほど前にもご紹介していますが、その時の記事はこちら



上は、Bernar Venet の作品。

かなり遠くからも見える巨大な彫刻です。















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とにかく広いので、見て回るのも大変。

売店など無いので、飲料水の携帯は必須。

ちなみに、左側から中央奥にずっと続いている柵は、彫刻の一つです。

Daniel Buren の作品。

その向こうにも、二つほど彫刻が確認できますが、見えるかな。















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これがその一つ。Neil Dawson の作品で、立体的に見えますが、実は二次元的に空に描かれたような鉄製の彫刻。

反対側に回ると、また立体的に見えます。
















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その次に辿り着いたのが、この巨大なラッパのような作品。

ゴムのような素材でできています。

Anish Kapoor の作です。

現在、修復中ですが、足場に乗っている人を見ると、作品の大きさが分かると思います。















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あまり大きくて全体像がつかめないので、ギブスファームのサイトから写真をお借りしました。

とにかくデカい。















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なんとも奇妙な物体。














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中を覗いたところ。
















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カイパラ湾の上に浮かぶ白い雲がきれい。

向こう岸のちょうど真ん中あたりが、うちのファームです。
















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右手に目をやると、一本の棒が立っていましたが、これもアート。

Len Lye の作品で、上部に風車のようなものが付いていて、風にたわみます。















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ギブスファームには、動物もたくさん居ます。

この写真のラマたち、なんだかオモチャみたい。














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向こう岸にいるのは、水牛?















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羽を広げるエミュー。












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ヤギたちのいるパドックは、草が食べ尽くされていてハゲチョロケ。













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ヤギたちの向こう側に見えた、コンクリート製の4本の柱は、15メートルもあるそうです。

雨にも風にも嵐にも、頑として動かない決断をもって、自然に対峙している存在を表現したのだとか。

今年設置された、Andrew Rogers の作品。















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ファームには、入江や池もデザインされています。













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そんな池の一つに浮かんでいるのは、Zhang Wang の作品。

この人のは、いつもこのギラギラした銀色素材ですね。

うちにも、ゴロゴロした石のようなのが数個ありましたが、内部が空洞のブロンズだとか言ってたような…















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中央に地面が連続的に隆起していますが、これは Maya Lin の作品です。

彼女は、ワシントンDCのベトナム戦争慰霊碑で、一躍有名になりましたね。














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カラフルなキューブが緑の地面から浮き出ていますが、子供達のかくれんぼに最適のよう。

Leon van den Eijkel の作品。














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カイパラ湾の海と空の変化にインスピレーションを得たという、Graham Bennett の作品。















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そして、最後に、かの Richard Serra の巨大な鉄の塊。

美術館で見る彫刻とは、比較にならないスケール。

とにかくパワフルです。














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ファームの丘に延々と、鉄のリボンが這うように走っています。

青い空に白い雲、カーブが畝る緑の大地、そこに忽然と現れる鉄の壁が、妙に美しいのです。

これを見るためだけにでも、ニュージーランドに来る価値はあるかも?











Commented by ei5184 at 2017-11-26 04:34
何とも そのスケールには驚くばかりです。
会場が広大なら、展示作品もデカい!(笑)
日本ではとても考えられませんね~
Commented by umi_bari at 2017-11-26 05:09
全てが雄大ですね、日本とは全く違います、
心が解放される気がしました、ありがとうございます。
バグースです。
満員電車で座れないで1時間の通勤が馬鹿みたいです。
明日から、その生活に戻ります。
Commented by unjaku at 2017-11-26 07:27
すごいなぁ!!
ニュージーランドって、そんなに広い国だった?
と考えてしまうほどに圧倒されました。
チマチマ暮らす私たちって何なの?
Commented by surgeon24hrs at 2017-11-26 09:05 x
こんばんは。

素晴らしい「美術館」ですね。とにかく広大!
3枚目の、面白いですね。立体的に見えるだけじゃなくて、なんか風も感じるかな、私は。
どうりで、なかなか入れないわけですね。
Commented by p-bluepaper at 2017-11-26 09:17
スケールの感覚が狂いそう。
NZはデカいは!!
考えや、心も広く育ちそう…
Commented by ayayay0003 at 2017-11-26 10:48
ほんとに広大な敷地に
広大なア―ト、こころが解放されますね~(^^♪
ここは、見るのに1日じゃあ時間がなさそう~^^;
ゆっくり滞在して訪問してみたい場所ですネ(^_-)-☆
Commented by blackfacesheep2 at 2017-11-26 11:33
うぉぉぉぉ、これは凄い♪
Richard Serraさんの赤錆作品、隣町の豊田市美術館にもあります。
巨大な作品が多くて楽しいですね。
もうこうなると、建築物なのかも。
行きたいなあ、ここ。^^
Commented by the-noir-119 at 2017-11-26 14:53
こんにちは。
豊かな自然の中でイキイキと生活されている姿が素敵です。
私もギブスファームを見るためにニュージーランドに行きたくなりました♡
スケールが大きくて作品のコンセプトが面白い!
子供も大人も楽しめますね。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-26 19:18
eiさん
前回は、芝刈り係だけでも24人と聞かされました。
今は、芝刈りを羊に任せたようで、羊の糞を避けて歩くのも大変でした。
いろんな意味で、体力のいる美術展です(笑)
Commented by BBpinevalley at 2017-11-26 19:20
アラックさん
人口が少ないのですよね。
日本だって、同じような人口なら、こうかもしれません。
満員電車に1時間ですか。
ご苦労様です。
ここは、人口が少なすぎて、電車が走らせられないそうです。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-26 19:24
unjakuさん
広いのじゃなくて、人口が少ないのですヨ。
もっと難民を入れろという声もあります。
この野外彫刻ファームは、作品が素晴らしい。
いつ行っても大満足デス。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-26 19:27
surgeon先生、
タダなので、それもあるんですよね、人気があるのは。
オーナーのアラン・ギブスは、NZでも有数の大金持ち。
このファームにも家がありますが、1年に2週間くらいしか来ないそうです。
他のアートコレクションも、素晴らしいとか。
Commented by budoudana-de at 2017-11-26 22:50
こんばんは。
いやはや、あまりの雄大さと明るさ、大らかさに目を見張りました。
彫刻群、テレビでしか見たことのない動物たちも
こうしてたくさんのお客さまと触れあえるのですね。
ちっぽけな心配があってもここに来たら吹っ飛びそうです。^^
素晴らしい景色をみせていただきました。
ありがとうございます!!
Commented by queentomo at 2017-11-27 07:53
大きいもの好きですが、それにしても大きい!

ラマは本当におもちゃみたいに見えますねー。
エミューって、小突きません?ちょっと怖いです。
息子は小さい時、うさぎを見てたらアヒルにパクッと噛み付かれて目線合わせてなにすんねんと本気で喧嘩買ってましたから、エミューだと、、、、。w。
Commented by voyagers-x at 2017-11-27 11:20
おはようございます ! !
人間がありのように小さく見えそう ^^;
楽しいですね
大きな自然の中で大きなオブジェを見るのは楽しいですね
エミュー、怖くないですか?
ハグ出来たらいいな、両手を広げたらハグさせてくれたりしないかな..........ニワトリのように ^^;
やっぱりどう猛!?

Commented by BBpinevalley at 2017-11-27 11:45
おかきさん、
NZは、日本より小さい国。
人が居ないと、でかく見えるものなんですねェ〜
能天気が、ますますひどくなってマス〜
Commented by BBpinevalley at 2017-11-27 11:48
アリスさん
来るたびに、新しいアートが追加されています。
これ、アートの搬入なんてもんじゃないですね。
地上に出ている分を、地下で支えているので、基礎工事が大変。
タダで見せていただいて、申し訳ない感じです。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-27 11:53
黒顔羊さん、
黒顔羊さんが吸いつけられるところだと思いました(笑)
リチャード・セラの赤錆作品など、磁石のように吸いつけられるのでは?
確かにこれは建造物ですね。
アートの設置風景は、大型ビルの建設現場のようでした。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-27 11:55
The-noirさん
大人も子供も楽しめます。
歩ける人なら誰でもって感じ。
歩きにくい人は、車で回っても良いようです。
そのように申し込まなければいけないようですが。
観光客には知られていない場所ですね。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-27 12:02
budoudana-deさん
こんにちは。
この野外彫刻ファームは、これまで行ったどの野外美術館よりすごいです。
アートもさることながら、景色と一体化しているのが素晴らしい。
NZは、雲の動きが速く、南半球最大の湾の水も、どんどん表情を変えます。
どのアートも、それを計算に入れてる。
楽しい場所です。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-27 12:06

queentomoさん
2度目ですが、いつも全部見きれなくて、途中で敗退。
広すぎる。
エミュー、私はあまり好きじゃないです。
人を怖がらないので、ガンガン近寄ってくるし、目を突かれそうで怖い。
羽はとても綺麗で、高級なお洋服にも使われるようですヨ。
今度、集めよっと。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-27 12:08
voyagersさん
ガリバー旅行記の人間たちになった気分です。
不思議な感覚。
エミューは、ちょっと怖い。
ニワトリのようにハグというのは、ちょっと無理かも。
人間を怖がらないので、すぐ近寄ってきますが。
彼ら、オスが卵を温めて、子供を育てるんですヨ。
ママは産みっぱなし。
Commented by Photo-Lover777 at 2017-11-27 14:26
こんにちは。青空が美しいし、芸術品も規模が雄大ですね。スケール感が
違います。
Commented by tasukeai-maki at 2017-11-27 17:21
スケールが大きいですねぇ(*^^*)
日本で、自然の中に置かれてある彫刻とか見た事
ありますけど、全然スケールが違うから凄い!と
しか言葉が出ないです。。。
Commented by sikisai03 at 2017-11-28 04:51
「何時もいっぱいで入場出来ない」とありますが人は疎らですね。
これならもっと観客を入れても・・・と思いますが、
なるべく人の数を少なくすることで作品を生かすのでしょうか?

そうであれば何処かの国のようにごった返すほど人が溢れている施設が恥ずかしくなりますね。
Commented by yo at 2017-11-28 07:19 x
こんにちは:) 私もこことても好きです。
写真素敵ですね〜
芝の緑とこの青空、夏きましたね!
アトリエにこもっているのが不健康に思えます。苦笑
Commented by BBpinevalley at 2017-11-28 08:08
photo-loverさん
この野外美術館のスケールは破格ですね。
景色もアートの一部のようです。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-28 08:09
tasukeai-makiさん
ここのスケールは破格だと思います。
彫刻の森美術館とか、全く違うレベル。
大きいだけでなく、展示作品もコンテンポラリーで、素晴らしい。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-28 08:12
sikisaiさん
この広さですから、いくらでも人は入るでしょうが、駐車場がありません。
1日何人、と決めているのでしょうね。
動物も居ますし。
ここはタダですから、オーナーの親切で見せてもらってる感じです。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-28 08:13
yoさん
こんにちは。
ギブスファームは、いつも新しい作品を入れていますね。
しかし、コストが大変そう。
いつもアトリエですか。
外に出たい時は、どうぞうちのファームでボランティア(?)(笑)
Commented by saitamanikki2008 at 2017-11-28 09:48
こんにちは。
流石 外国人が作成したアート
とても日本人には真似できないようなスケールですネ。
かつ 日本人の目から見ると独創的で、自由の広がりを感じます。
良い作品を拝見出来ました。
Commented by francana at 2017-11-28 17:46
胸をすくようなこのスケール、規模が違いますね!
日本やフランスではあり得ないでしょうね(笑)。
まさに土地と一体となった彫刻たち、生きているようにさえ見えます。
Neil Dawsonの作品は、はじめ絵かしらと驚きました。
Daniel Burenは彼のだと分かりますね、パリにも作品がありますが。
動物までいるのですか~
これだけの広さを歩いたら、かなり良い運動にもなりますね。
湾をのぞむ景色もどこまでも広がる緑と空も、心底気持ちよさそうです~
Commented by tamataro1111 at 2017-11-29 07:24
お早うございます
広大な敷地にひろがる彫刻のバランスが素晴らしいですね。
これだけの広いと観て歩くにも大変。。。 ! ? でしょうか。
それにしても良い環境ですね。
Commented by majani at 2017-11-30 04:35
なんて楽しいんでしょう~
ぬいぐるみのようなラマちゃんまで!
Dawsonの彫刻、誰かが空にお絵描きしたような、不思議な作品ですね。
Anish Kapoorはシカゴのビーンの人?ですよね。しかし凄いスケールですね。
彼がデザイナーとコラボした指輪を持っていて、
とても小規模なKapoorを時々楽しんでいます(笑)
Commented by BBpinevalley at 2017-11-30 08:54
saitamanikkiさん
日本人にも居ますよ、
国際市場で活躍するスケールの大きなアーティスト。
意外と、国内で珍重されないようですが。
日本人のアートも、ここで見たいものですね。
日本からも見えるくらい大きなの(笑)
Commented by BBpinevalley at 2017-11-30 09:02
francanaさん
胸のすくような、という表現そのものですね。
フランスならできるかもしれませんが、日本には土地がない。
キリンも居るんですよ。
それにそっくりなキリンの彫刻もあって。
シマウマも居ました。
この場所全体が、景色も含めてアートでした。
1日で回ろうと思うと、辛いかも。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-30 09:04
tamataroさん
広々として、アートからアートまでが遠い(笑)
tamataroさんなら、ジョグして全部回れますね。
私たちは、いつも途中でへこたれます。
ちょうど向こう岸が我ファームとわかって、楽しかったです。
Commented by BBpinevalley at 2017-11-30 09:09
majaniさん
dawsonの作品は、近くのファームから飛んできたトタンの切れ端、という想定みたいです。
確かに、そういうの、転がっていますよね、ファームには。
Kapoorの指輪、どんなのだろう。
興味津々。
小さなものから巨大なものまで… アートは自由ですね。
Commented by lavie625 at 2017-12-02 10:43
雄大でステキなObject❤(ӦvӦ。)
Commented by BBpinevalley at 2017-12-03 12:58
lavieさん
ここは、本当に雄大です。
気分も晴れ晴れしますね。
by BBpinevalley | 2017-11-26 02:01 | ニュージーランドの生活 | Comments(40)